KEYWORD2 “アダン”

KEYWORDコーナーは、あいかる編集部がピックアップする八重山で聞くきになるキーワードについてのショート連載コラムです。

人々の生活に再び寄り添う アダン

アダンはタコノキ科タコノキ属の植物。海岸近くなどで密集して生えているのをよく見かける。

長く伸びた葉には棘がついており、痛い、危険だ、と煙たがられることも多いアダンだが、長い歴史の中で島の人々の生活の一部としてあり続けた大切な存在だ。

乾燥させた葉や幹を細く裂くことで、茣蓙や草履、カゴなどを中心に多くの民具に活用された。最近では、かつてのアダン葉編みを活用して、スマホケースや帽子など今の時代なりのアダン葉製品も見られる。若い世代で趣味や仕事としてのアダン葉製品づくりをす人も増え「もっとアダン葉の魅力を伝えたい」と、講座なども開催されており、20〜30代女性に大人気だ。

かつてこの島で人々の生活を支えたアダン葉が、今、再び人々の生活に寄り添いはじめようとしている。